鋼鉄ワイヤー倉庫の省エネ

鋼鉄ワイヤーを製造している工場で、製品である鋼鉄ワイヤーがさびないようにエアコンで倉庫内の湿度調整をしているので、エアコン電力の省エネをしたいという相談がありました。

倉庫は常に人が居る場所ではないので倉庫全体を空調するのは無駄に思いました。
目的は、製品を錆びさせないようにすることですので、ポイントとして下記のポイントを提案しました。


ポイント1 ヒートポンプ式再熱除湿器で除湿する
湿度を下げるためにエアコンを使うのではなく、ヒートポンプ式再熱除湿の家庭用除湿器であれば400Wほどの消費電力で1日に24Lの水分を除湿できます。
これで除湿のためにエアコンを運転する必要がなくなりました。

ポイント2 外気の侵入を防ぐ
隙間風などで外気が侵入すると外からの湿気が入ってきてしまいますので隙間を塞ぎます。
また、製品を出荷するときに扉が開いて30分ほど外気が入ってしまいます。
そこで、デパートの入口などで設置されているエアカーテンを取り付けることを提案しました。
扉のスイッチに連動して、扉が開いたらエアカーテンを作動させます。

ポイント3 断熱の強化
スレート式の工場の建物ですので、最近の住宅のように高気密高断熱に改修するというわけにはいきませんので、ブロックの壁がむき出しになっている部分などポイントを絞って断熱材を敷くようにしました。
省エネ活動として、自分たちでスタイロフォームを購入してDIY施工することになりました。

ポイント4 製品の温度を下げないように
鉄鋼製品が錆びる原因としては製品結露が考えられますが、結露が発生する状況は空気の露店温度よりも製品の温度が低い時に発生します。
夜間に冷え込んで製品の温度が低い状態で、日中に湿度の高い外気に触れるという状況が考えられます。